地方都市を救う?コンパクトシティとは何か

こんにちは、スリーラージ1年生の中島です。

今回のテーマは、近年注目されている街づくり「コンパクトシティ」です!

コンパクトシティとは?

画像は”日本経済新聞”より引用

https://www.nikkei.com/article/DGXKZO53864580W9A221C1EA2000/

コンパクトシティは、地域の中心部に居住・商業・福祉・行政などの機能が集中している街です。

狭い範囲での移動で色々な用を済ませることができます。

コンパクトシティはなんで注目されているの?

現状、特に地方都市では、郊外に大型のショッピングモールができ、田畑を虫食いのようにまばらに開発し住宅が建ち、幹線道路沿いに店舗が出店していく現象が見られます。

無秩序に街が郊外へと拡大していくことで、やがて中心市街地から人や店が出ていき、空き家や空きテナントが増え、公共交通機関の運行本数が減っていきます。

生活に必要な施設があちこちに分散し、そこまでの公共交通機関も貧弱。車を持っていない人、運転できない人には困った問題ですよね…。日本は高齢化が急速に進んでいるため、車に頼り切った街の構造を放置しておけないのです。

そのため、中心部に街の機能を集約させて人を呼び戻す「コンパクトシティ」が注目されています。

日本のコンパクトシティの実例は?

日本でコンパクトシティをいち早く導入した都市として、富山市と青森市が有名です。どちらも雪国ということがポイントです。

コンパクトシティを導入して狭い範囲で生活が完結すれば、除雪をする範囲も狭くなり、行政のコストを大きく節約できます。

富山市では、単に施設を街中に集約させるだけでなく、既存の路面電車やローカル線を改良することで、街中の移動をスムーズにしました。

富山市の大胆なコンパクトシティ導入は特に注目されました。僕も卒論で研究対象にしていたので、富山市の街を歩いたことがあります。

次回のスタッフブログでは、富山市の街づくりを写真とともにご紹介しようと思います。お楽しみに!